和倉温泉「奥田屋」、露天風呂付きヴィラとして7月9日再開業 被災建物の解体・再建

石川県七尾市の和倉温泉で創業120年を迎える旅館「奥田屋」は2026年7月9日(木)、全4棟の離れ型プライベートヴィラとしてリニューアルオープンする。令和6年能登半島地震で被災し、建物の解体を経て再建した。 同館によると、震災後、和倉温泉で被災した旅館を解体・再建して開業するのは初めて。
新しい奥田屋は1日4組限定。全客室を独立した離れとし、専用玄関と源泉かけ流しの露天風呂を備える。食事は提供せず、宿泊者が温泉街の飲食店を利用する「泊食分離」を取り入れる。温泉街で能登の料理や地域の人との交流を楽しんでもらう。
奥田屋は2024年1月1日の能登半島地震で、建物の基礎などに大きな被害を受けた。前年に大規模改装を終えたばかりだったが、営業継続が困難となり、建物の解体を余儀なくされた。
一時は廃業も検討したが、旅館や商店、住民、行政が一体となって進める和倉温泉の復興に加わり、地域に人の流れを生み出す宿として再建した。和倉温泉に加え、輪島や珠洲などをめぐる能登観光の起点となる宿を目指す。
6月15日から公式サイトで宿泊予約の受付を開始した。